犯罪者の神様なのか?!、安田好弘弁護士!!!社会的影響は計り知れず重大、よって国会へiza!

 刑事裁判に関わりを余儀なくされてきたこともありますが、麻原被告の裁判をうやむやに終わらせた弁護人の対応には、厳しく是非が問われるべきだと考えています。
 安田好弘という人物が主任弁護人であり、その他、山口光市母子殺害事件でも物議を醸したことは知っていました。その程度の知識であり、関心もあまりなかったのですが、終わってみると本当にこれでよかったのか、真剣に考える必要性を感じるようになりました。
 同じ轍を踏みたくはないという意味もあるのですが、やはり前もって明らかにしておいた方がよいことがいくつかあると、考えているところです。
 安田弁護士のこともその一つなのですが、刑事弁護のあり方として是非を問うだけでなく、これは市民の立場での公益を損なうおそれのある有害な存在という気もしてきたからです。
 まず、刑事裁判の目的、あり方に対して現実的で、明確な指針を示してはおらず、非常に戸惑いや混乱を与えておりますし、犯罪の多発、治安社会の促進化という意味でも、安田弁護士の与えてきた影響はとてつもなく大きな気がしてきました。
 裁判の遅延化などでも、まかなわれるのは国民の税金であるはずです。どれだけの予算を無駄に蕩尽させてきたのかと考えると、市民社会として相応の責任を取らせるべく、検討すべき段階に至っているのではないかと思われます。
 先程安田弁護士について調べたところ、次の情報が見つかりました。ごく一部の抜粋になりますが、引用の上、ご紹介しておきます。なお、そのウィキペディアフリー百科事典のページは、削除依頼で出ているらしく、近いうちに抹消されてしまう可能性もあるようです。


経歴

* 1975年 一橋大学法学部卒
* 1977年 司法試験合格
* 1980年 司法修習修了

主な担当事件

1980年8月の「新宿西口バス放火事件」、「山梨幼児誘拐殺人事件(2審から参加)」などの有名な死刑求刑事件で弁護を担当し、死刑判決を回避させた。 現在、和歌山カレー事件の林真須美被告(林真須美被告と手紙を交換していた三浦和義氏が安田氏に頼み込んだという)やヒューザーの小嶋社長など有名な事件を数多く手がける。現在の日本では、このような有名凶悪事件は弁護士経歴に傷がつくことや、メディアバッシング、収益金がほぼ期待できないことから、引き受ける弁護士が少ない為、安田氏に集中していることが問題視されている。 また、本人は大手マスコミ、テレビなどの出演依頼はほとんどといっていいほど断るほどマスコミ嫌いで有名。

1995年にはオウム真理教の教祖、麻原彰晃の主任弁護人を担当。しかし公判途中の1998年12月5日、顧問企業の財産隠蔽に関連して強制執行妨害容疑で逮捕され、およそ10ヶ月間拘禁された。 これは俗に「安田事件」と呼ばれる、国家権力が自分に都合の悪い一人の弁護人を潰そうとしたという重要な事件となる。

当時麻原裁判で安田弁護士が警察の捜査の問題点を指摘しはじめたので、「安田弁護士をこれ以上麻原法廷に立たせない」ことを目的に事件をでっちあげようとしたのが検察の本音だと言われてる。 また検察はそれ以前から、死刑廃止論者の代表的存在である安田弁護士を潰したくて仕方がなかったとも言われている。 東京地裁も安田弁護士に無罪判決を言い渡したときにこのような検察の姿勢をアンフェアだと批判している。

またこの事件をきっかけに、黒幕であり当時マスコミで日本法曹界のスターとされていた、弁護士の中坊公平が廃業する。当初マスコミは安田を極悪弁護士のように扱ったが、法廷で事実が解明されるにつれ、傍聴にすら来なくなるマスコミが大半であった。一審で無罪判決が出た際も、マスコミは当初の報道について安田に謝罪すらせず、他人事のように扱っていた。 このことからも分かるように、安田と検察、マスコミの間には対立の構図がある。 大手マスコミと、独自取材の週刊誌が安田に対する見解が違うのは、大手マスコミの情報は「警察の記者クラブ」から情報を得ているからである。「政治家と記者はよいお友達」になることがメディアでは「良い記者」とされている現状を如実に露呈している事件のひとつである。

一審では全国から安田の弁護をしようという弁護人が殺到し、約1200人が弁護人となった。また、かつての敵味方に関わらず、3000人が彼の逮捕に対し抗議デモ行進を行った。 日本弁護士連合会やアムネスティーなど多くの団体から警察、マスメディアに対し抗議声明が発表された。

2003年12月24日、東京地方裁判所は安田に対して無罪判決を出した。(2006年5月現在、2審) なお2審では、約2100人が弁護人となった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%94%B0%E5%A5%BD%E5%BC%98

いずれにせよ、功罪、毀誉褒貶がありそうですが、そのページに記載されていた次の情報ひとつを見ただけでも、決して軽視しておけない問題と判断した次第です。
o 村上正邦「『検察国家』の弊害は国民に及ぶ」

次のようなニュース記事もみましたが、やはり植草一秀教授の個人的なパーソナリティの問題とも共通点がありそうな気がしてきました。「税金の無駄遣いはやめろ」という司法とは関係のない観点からも、この問題は大いに世論の俎上にのぼるべきと思います。


松本被告の弁護側、再審請求へ>
松本被告の弁護側、再審請求へ
2006年09月16日06時16分

 松本被告弁護団は15日夜、再審請求する方針を決めた。特別抗告棄却に対しては、通常の不服申し立て方法はこれ以上認められていないため死刑が確定することになったが、再審を請求することはなお可能という。

 弁護団は同日、「最高裁決定はきわめて偏頗(へんぱ)で不当」「ずさんで真摯(しんし)性に欠ける」と抗議する声明を出した。
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150444.html



次の東京新聞の情報も参考になるかと思いますので、一部を抜粋引用してご紹介します。


 「二度と麻原公判のような裁判はさせない、という国家の意思の表れだ」。麻原被告の国選弁護団の主任だった安田好弘弁護士は急速な裁判迅速化の流れに反発する。

 安田弁護士は今年三月、最高裁が期日指定した山口県光市の母子殺人事件の弁論を欠席。「準備期間が足りない」などと主張したが、最高裁から次回弁論に出頭し、途中退廷を禁じる「出頭在廷命令」を受けた。これも、〇四年成立の改正刑訴法で定められた審理遅延防止策の一つだ。

 「審理に時間がかかるのは真実を発見しようとする努力の結果。それを否定するのは刑事弁護をするな、と言うのに等しい」と安田弁護士は憤る。

 刑事裁判に対する国民の要請の中に「真相の解明」(刑事訴訟法第一条)があるが、迅速化を求めるあまり、真相解明がなおざりになる恐れも指摘されている。

 「裁判員が加わった裁判の判決文は、今よりもずっと簡素なものになる。事件の背景などについて抜け落ちる部分もあるだろう」。ベテラン裁判官は、米議会が二〇〇一年の米中枢同時テロについて詳細な報告書を提出した例を挙げながら、こう強調する。

 「法廷での真相解明には限界がある。司法以外の解明の場をつくるべきだ。それには捜査資料の開示制度など大胆な改革が必要になるのだが…」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20060916/mng_____kakushin000.shtml

 人権擁護の神様のような一面と、司法制度を崩壊に導く危険な悪魔のような一面がありそうです。ウィニーの問題で開発者が逮捕されたときも、ネット上の掲示板を少し見ていると、「神様」という言葉がよく使われていました。
 単なる犯罪加害者の神様であるのか、だとすれば負担は増大し、幻想を抱き道を誤って転落し、挙げ句は刑務所かホームレスという人も多くなり、世の中はますます住みにくくなりそうです。

 いずれにせよ、控訴趣意書という刑事手続き上重要な書面の提出を怠っておいて、次のように論駁するのであれば、納得がいかないし、ルールを逸脱していて不安の念も禁じ得ません。暗雲たれ込む、終末観を予兆する「神の声」と聞こえるのは私だけでしょうか?

>「最高裁決定はきわめて偏頗(へんぱ)で不当」「ずさんで真摯(しんし)性に欠ける」

 なお、私は司法の問題だけでなく、教育福祉を含めた、デカダンスの対極者でありたいという、立場からもこの問題を考えています。おざなりに経過に任せるだけでなく、この安田弁護士は自ら弁護も引き受けているらしいヒューザの小嶋社長同様、国会の場において追求、審議を受けるべき人物だと考えています。そうすれば、検察のでっち上げ、などと植草教授と似たような態度をとることも出来なくなり、青少年、未来の子どもたちも迷いの道にはまりこむことがなさそうです。
 国会の場において、最高裁を非難する根拠は、是非示して頂きたいです。また、それが真の意味での人権派弁護士として標榜されている人権救済にも繋がるのではないでしょうか。

追記:17時36分
 落合弁護士の見解をご紹介させて頂きます。(主な目的はトラックバックをいれるためです)


弁護人にも、いろいろな考えがあったと思いますし、軽々に批判するつもりもありませんが、こういう結果になってしまうと、弁護活動に何の問題もなかったのか、ということが、やはり厳しく問われざるを得ないでしょう。

3審制を採用する我が国の刑事裁判において、これだけの未曾有の大事件を起こしたとして裁かれ、1審で死刑判決を受けた被告人が、高裁、最高裁での実質的な検討を経ることがないまま、死刑判決を確定させてしまった、ということについて、問題を感じる人は少なくないと思います。

より迅速な裁判が可能ではなかったか、といったことも含め、今後、様々な議論が続いて行くでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060915#1158325440



 なお、落合弁護士と同じく元検察官の弁護士さんの次のブログエントリで見た情報によると、再審請求にて死刑の執行は出来ない可能性があるようです。
http://www.yabelab.net/blog/2006/09/16-001253.php


 民衆を酔っぱらいにさせている繁盛居酒屋のご主人のようにも思えてきました。数年前まで最高5年であった犯罪が、懲役20年(併合加重で25年)になっていますが、厳罰化だけで世の中がよくなるとは到底思えません。
 そういえば、今朝ご紹介した連合赤軍浅間山荘事件で命がけの活躍をした警察官が、後年、警視庁警部になり、退職後居酒屋を経営し、周囲からお金を借りまくり、いよいよ金策に窮したことから強盗殺人事件を起こし、死刑囚になったという事例もありました。
 死刑囚としての生活ぶりなど「アサヒ芸能」の連載記事で読んでいましたが、犯行を計画しているときは、絶対にうまくいく、と信じ込んでいたそうです。これも一種の自己暗示なのでしょうか。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/19457/
 公務員による痛ましい事故、悲惨な出来事もあとを絶たないようです。